2022.03.29
【長野県】長野県に寄付金を贈呈しました
このたび長野県の青年部会では、長野市の災害廃棄物処理業務委託の一環として実施された台貫管理業務(災害廃棄物の発生量管理と運搬車両の過積載防止管理業務)によって得た収益の中
から、皆で少しずつ出し合った基金を拠出し、長野県環境部に寄付金を贈呈させて頂きました。私達は、令和元年東日本台風(台風19号)災害の発災当初から「この業界の次代を担う若者
同士が結集し一丸となって、少しでも復旧・復興のため支援活動に参加させて頂きたい」との思いを強くしていながらも、なかなかきっかけを見出せずにいたところ、長野県環境部の皆様が
長野市のご担当者の方々に繋いで頂き、その後、災害廃棄物処理業務委託が実現した経緯がございます。この程、当該業務が無事完了し一区切りしたことから、これまでの感謝の気持ちとこ
れからの環境行政に少しでも役立てて頂くため青年部会の誠意として寄付させて頂くこととなりました。贈呈式当日は、年度末の大変ご多忙のなか、猿田環境部長や滝沢資源循環推進課長は
じめ幹部の方々にお出迎え頂き、この日のためにわざわざ設えていただいた場で式を挙行して頂きました。贈呈式後に行われた懇談会の場で猿田環境部長から「この度のご厚意に深く感謝い
たします。貴協会ならびに青年部会の発展をご祈念いたします」との感謝のお言葉を頂戴しました。また「災害は発生しないことが望ましいが、近年、毎年のように災害が発生しており決し
て他人事ではない。万が一また発生した際は、長野市の災害での経験が充分に生かされるよう万全を期して頂きたい」と期待を込めたご要望を頂きました。また、滝沢資源循環推進課長から
は「有事の際、発災地域内の処理業者の方自身が被災者になる可能性もあり即応できないことも予想されるので全県的な連携の強化と処理体制の構築をお願いしたい」との貴重なご意見を頂
きました。災害の優先順位は先ず「人命救助」で次に「災害廃棄物処理」と「復旧工事」が同時並行して続きます。今回の災害を通じて私達はこの最前線にいることをあらためて自覚させら
れました。いつ、再び発生するかも分からない「次への備え」として、記憶が鮮明である今のうちから記録保存し、さらに他地域での過去の実績や取組事例を収集するなど処理体制の構築を
行っていくことが私達に課せられた努めであると思います。志を同じくする者として相集い力を合わせ率先して行動して参りましょう。